『入学準備』は、なにもランドセルや学習机をそろえることだけではありません。
小学校の入学式・始業式が終ったころ、本屋さんで一般の人が小学校の教科書を買えるようになります。年長さんをお持ちのお母さんは、この頃に1年生の教科書を手に入れ、『入学準備』をされることを強くおすすめします。
なぜなら、親が生活体験を通して、教科書に出てくることを、子どもに前もって教えておくことは
山ほどあるからです。
<小学1年生 教科書> |
プリント上の学習で先取りして教科書の内容がわかる子と、毎日の生活のなかで体で覚えた子との差は、共鳴し実感する意味で、大きな差があると思います。
つまり、テクニックで覚えたのか、本当にわかっているのか、ということです。
例えば、小1算数の教科書で、1学期に「なんばんめ」という学習項目があります。
「まえから5にん」と「まえから5にんめ」などの認識です。
これは、案外子どもには理解がむずかしいようです。
普段の生活の中で、並んでいる人や物を見つけて、お子さんに話しかけてみてはどうでしょうか。
「左から5個のりんごを取ってちょうだい。」(5個全部取る)
「上から3つ目の引き出しにあるわよ。」 (3番目の引き出し)
そうすると、ペーパー上の問題に取り組むときには、本当に「わかって」答えが出せるでしょう。
「わかる」ことと「できる」ことは違います。
生活のなかで働きかけると、無理なく自然に下準備ができます。
国語は、うちは東京書籍の教科書ですが、「ほんがよみたいな」のページに、8冊絵本の表紙がのっています。
もちろん、小学校にあがるまえに、すべて読み聞かせしておきました。
「しっぽのはたらき」は、かがくのとも傑作集ですが、年少さん位からでも充分楽しめる、イラストが美しいとても優れた絵本です。
有名な「おおきなかぶ」は、中身全文が掲載されています。家では、読み聞かせにとどまらず、音読暗唱させておきました。
教科書先取りの教育法は、七田チャイルドアカデミーの先生から、直接伝授していただいたものです。
「「親力」で決まる!」「「プロ親」になる!」の親野智可等先生も著書のなかで、教科書先取りをすすめ、その効果について述べられています。
教科書は、通われる予定の小学校にお電話されて、どこで買えるかお尋ねになるといいでしょう。在庫がなくなる前に、入学式が終わったころが買い時です。
教科書は決して値段が高いものではありません。
国語 314円
算数 297円
生活 814円
書写 146円
音楽 198円
図画工作 198円
私が去年購入した教科書の値段です。 全部買っても1,967円です。
うちの息子が1年生になった時にはもちろん、2年生の教科書を購入しておきました。
<小学2年生 教科書> |
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